股関節の痛みの症例

症例144 奈良県北葛城郡河合町在住 60代女性

股関節の痛みの症状

当院に来院歴のあるご家族に紹介されて来られた方です。
1週間前から右の股関節が痛くなり、日増しに股関節の痛みが強くなり今は歩くのも凄く辛いということでした。
この方は教諭で今の状態では1週間後の遠足に行くことができないと困っておられました。

股関節の痛みの整体

「整体1回目」
初検時、歩行を観ると右側の下肢を引きずりながら体勢を前かがみで歩いておられました。確認すると疼痛側の仙腸関節(骨盤)と股関節に歪みと機能障害がありました。
股関節は突発的な骨壊死等が起こることもあるので慎重に可動域の検査をしていきました。
施術は下肢の筋膜リリースを行いその後に骨盤矯正と股関節矯正を行いました。
最後にバランスを整えるのに足首の矯正を行ないました。
施術後に歩行検査をすると前かがみの姿勢が緩和していたのでこの日の整体を終えました。
「整体2回目」
前回同様の施術を行いました。
「整体3回目」
仙腸関節(骨盤)と股関節の歪みと機能障害もだいぶ改善しており、歩くのも楽に歩けるようになったということでした。
「整体4回目」
長く歩いても痛みがなく歩けるようになったということでした。
「整体5回」
遠足の引率も無事に済んだということでこの回で施術を修了しました。

股関節の痛みの考察

これまで股関節周辺の痛みを訴えられる方を多く観てきましたが、股関節の可動域の制限が顕著な場合は変形性股関節症になっている可能性があります。
当院のこれまでの経験則では特に股関節の外転動作(下肢を横に開く動作)の制限が著明な場合はその可能性が高くなります。
今回の症例の方は初検時に大丈夫だと判断したので、病院でのレントゲン検査をお願いしていませんが、必要であると判断した場合は当院では施術する前に病院でのレントゲン検査をお願いしています。
変形性股関節症は初期であれば整体で痛みを緩和させることは可能です。
ただ、変形がかなり進めば手術になることが多いです。

 

たけもと接骨院・整体院
〒636-0073
奈良県北葛城郡河合町広瀬台3丁目6−3 アルプス 1F
0745-31-5702
院長 武本昌史(柔道整復師)

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